栄養課の取り組み

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栄養課の取り組みについて

開設当時は、年間約30名のご利用者様が体調を崩されて入院されていた為、栄養療法に力を入れることになりました。

大和三山の栄養課として

〇食事のたんぱく質強化
当施設では、現在卵を1日に2個食べる事ができる献立を提供しています。
これは、フレイル(加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を引き起こしやすくなった状態)・サルコペニア(加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下)の予防を目的としています。フレイル・サルコペニアは、たんぱく質不足が強く影響すると言われている為、たんぱく質が多く含まれる卵を積極的に提供しています。

〇プロテイン・サプリメントの導入
ホエイプロテインや、高齢の方に不足しやすい亜鉛・ビタミンC・ビタミンD等のサプリメントの導入を行いました。その結果、病院に入院される利用者様の減少、転倒による骨折・肌の乾燥によるトラブルの減少が見られました。
また、高齢の方は発熱により食欲・免疫力が低下し、症状が悪化することが多く見られますが、当施設のご利用者様は、発熱時でも食事をしっかり召し上がって下さり、多くの薬を飲むことなく回復される方が多いです。さらに、数年前からもち麦・押し麦の導入も行っており、便秘に悩まされるご利用者様の減少を目指しています。
このように、栄養療法の強化により、ご利用者様の健康面に大きな変化が見られています。今後も、味のおいしさだけでなく「健康の向上につながるような献立」を提供できるよう努めてまいります。

丼料理セットの写真
ちらし寿司の写真